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通信部品事業子会社株式の譲渡について

2021年2月1日

宇部興産株式会社(本社:山口県宇部市、社長:泉原雅人、以下:宇部興産)は1月28日、京セラ株式会社(本社:京都市伏見区、社長:谷本 秀夫、以下:京セラ)との合弁会社である京セラ宇部RFテック株式会社(本社:滋賀県野洲市、社長:小西公紀、以下:京セラ宇部RFテック)の全株式を京セラに譲渡しましたのでお知らせいたします。

大容量・低遅延・多数接続を可能とする5G移動通信システム市場は、今後一層の成長が見込まれます。宇部興産は2019年12月に通信部品であるセラミックフィルタの製造を手がける100%子会社「ユー・イー・エル株式会社」の株式51%を京セラに譲渡し、同社のフィルタの設計技術力と、京セラの生産技術力やグローバルな営業力を融合させることでさらなる事業拡大を目指してまいりました。
5G通信システム市場は想定通り拡大しておりますが、市場変化のスピードに合わせて迅速な意思決定が要求されております。また、製品形態もセラミックフィルタなどの部品単体ではなく、部品を組み合わせたシステムとしての重要度が増しており、より幅広い技術や知見が要求される傾向にあります。

このような状況を鑑みて京セラ宇部RFテックは今後、京セラの5Gに関連した通信事業との連携を一層強化し迅速に開発を進める必要があり、その事業運営を京セラに全面的に任せることが望ましいため、宇部興産が保有する京セラ宇部RFテックの株式を全て京セラに売却することといたしました。

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